尖山埔路は鶯歌でもっとも古い窯跡で清朝の呉鞍がここに窯場を設立してから徐々に窯業の町が形成され、鶯歌の窯業発展の中心となりました。現在、往時の尖山埔路の姿は見られませんが、2000年に新北市の「ふるさとの新しい顔」、「一町村ー特色」政策に合わせ、「陶芸立鎮」の特色を生かして旧尖山埔路は新たに「陶瓷老街」と命名され、鶯歌が誇る観光スポットとなりました。
全長750mの「陶瓷老街」には330mに及ぶ歩行者天国が設けられ、車両の通行が禁止されていますが、自動車で訪れた人は三号公園付近の駐車場に車を止めることができます。駐車場から坂道をまっすぐ行くと、老街入口に古い煙突がそびえていますが、これは炭焼き窯時代の名残りです。さらに鉄道を跨ぐ歩道橋には陶タイルで書かれた「陶瓷老街」の文字が並び、老街の芸術的な雰囲気を盛り上げてくれています。また歩道橋の下には窯場の煙突を模した彫刻が四つ置かれています。