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台江国家公園は2009年に台湾における八番目の国家公園に指定されました。台湾本島の西南沿海に位置し、台南市の沿海にまたがります。園内を流れる七股渓、曾文渓、鹿耳門渓、鹽（*塩）水渓の四本の河川は、総面積4,905ヘクタールに及ぶ世界的な規模の湿地を形成しています。クロツラヘラサギ保護区（黒面琵鷺保護区）や七股潟湖があり、また変化に富んだ海岸沖積地形とかつての航路があるのが特色です。自然と人文、歴史、伝統産業などの文化的景観が見られます。海域にあたる部分は、かつて中国大陸の漢民族が台湾へ渡航する際に利用した東吉嶼（澎湖）から鹿耳門（台南）にかけての航路も含まれます。海陸をあわせた総面積は39,310ヘクタールで、その大部分はここ百年来「台江」と呼ばれてきた範圍にあります。またマングローブと湿地で形成される自然生態景観は、まるで台湾西南沿海に刻まれたエメラルドの如くです。