タイヤル族の言葉で「烏来(ウーライ)」とは「暖かい泉の水」という意味です。小烏来は桃園市の復興区にあります。その区域の地形はほとんどが山峡で占められ、また小烏来瀑布、龍鳳谷瀑布、風動石などは大変有名です。
瀑布風景区横には14層の滝の鑑賞台があります。ここでは滝の鑑賞や森林浴を楽しむことができます。また毎年5-6月と11月-翌年の2月にはバードウォッチングのハイシーズンです。秋が深まったころ、宇内渓流に沿って延々とカエデが紅葉している様子、カエデの葉が川のほとりに浮かんでいる様子、そして渓谷の水と滝によって構成されるその絶妙の美は多くの観光客を魅了します。
小烏来瀑布は三層の滝によって構成されています。上段は3メートルの高さで、滝鑑賞台から微かに見ることができます。中段は約50メートルの高さで、台湾北部では珍しく長い滝です。その流れは激しく、雷鳴のように怒涛が響き、水しぶきを辺りに散り飛ばします。中段の滝の上方には小さな湖があります。上段の滝の水がその小さな湖に流れ込む様子は、大変壮観です。