高雄市前金区五福三路にあるカトリック教会ロザリオ聖堂は、清の時代の咸豊年間に建てられました。俗に前金天主堂と呼ばれています。李安斯神父が募金を集めて建設しました。ゴシック建築で、聖堂の中央の祭壇には聖母像が奉られています。台湾で最初のカトリック教会です。
この教会は、清の時代の咸豊9年(1859年)に、スペイン人宣教師、テルジランド神父(Rev.Terdirand)とボフルル神父(Rev.Angel Bofurull,o.p.)の2人が台湾で宣教した際に建てられました。1860年に改築され、「ロザリオ聖母堂」と名づけられました。1928年にルネサンス式建築として再建されました。特に天井のアーチの装飾の線が美しく、幾何学的な図案の美しさがあります。聖壇の厨子や、聖卓には、中国風の彫刻があり、台湾で最も装飾芸術に富んだ教会と言われています。現存するカトリック教会ロザリオ聖堂は1931年に完成したものです。