南投県の北部、台湾の地理的中心地に位置する水、酒、花、美人が有名なところです。また、周囲は緑の山に囲まれ、盆地地形をしているため、「山城」とも呼ばれています。面積は162.227ヘクタール、380メートルから700メートルの間に位置し、気候が1年を通して温暖な亜熱帯に属します。
埔里の東北部には標高1,924メートルの関刀山や台湾地理中心碑が立つ虎頭山麓があります。台湾地理中心碑は故蒋経国総統の言葉「山水清秀」の4文字をとって、「山水清秀碑」ともよびれています。
一方、西部の烏牛欄谷には眉渓と南港渓が流れ、水尾付近で合流しています。
台湾西部の開発が一段落したころ、小さな山村の埔里はまだ日月潭や周辺の山とともに「水沙連」の名前で呼ばれる未開の土地でした。それだけに、急速な発展を免れ、昔ながらの人文資源を今でも多く残しています。