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広州街の終わりを左折すると環河南路二段93号の「学海書院」です。ここは、現在台北市で唯一残っている清朝時代の書院で、現在は高氏宗祠とかわっています。宗祠は中国の伝統的な家族が集まって会議をする場所で、中国の家族観念は今でも濃厚に残っています。その中でもとても重要な役割を演じるのが宗祠です。前庁（室）は昔の講堂で後庁は祭祀庁、左右の部屋は学舍でした。
書院教育は中国の伝統的教育の中でも重要なもので、今日の学校教育の前身で、教学、祭祀、居住の機能を備えていました。学生と先生は書院内に居住し、教授の内容は人格の養成に重きを置き、専門知識の授業だけではなく、現代のように細分化された教育とは、趣を大きく異にしています。