霞海城隍廟から迪化街を北に行き、永昌街より北の迪化街を参観します。ここは台北市に現存するなかで最も完全で、歴史的意義のある古い町並みです。百年来ずっと台湾の南北貨(長い間保存可能な乾物や缶詰等のことで、例えば椎茸、きくらげ煮干しするめ等のこと)、漢方薬、布地の最大の卸小売市場です。昼過ぎに、欧風建築の立ち並ぶ迪化街をぶらりとすると、古の雰囲気に浸れるだけでなく、中国の伝統的な農具店、竹器行(竹細工店)、精米所、香舖(線香などを売る店)、灯籠店などの古い商売を知ることが出き、さらに各種の美味を賞する事や、多様で豊富な乾物や布地を購入する事もできます。もし、旧暦の新年のころに迪化街を訪れれば、新年の準備のために買い物に来る人で水も漏らさないほどに混雑していて、中国式の「年味」を十分に顕にしています。
その他迪化街二段67号の大橋教会は、以前「枋隙教会」(「枋隙教会」は大稲埕地区で最も早くできたキリスト長老教会で1875年6月にカナダ人の馬偕〔マッケイ〕によって成立されました)が在った場所です。その気がある方は続けて北へ行きご覧になって下さい。