猫らん山歩道は全長4.6キロのハイキングコースです。沿線の風景は美しいのですが、ゴールまで行くには少しばかり体力が必要です。コースは前半と後半に分かれていますので、体力に自信のない方はハーフコースのハイキングも可能です。
前半は入口から山の中腹にある行政院農業部茶葉改良場魚池分場までの3.3キロ、海抜750メートルから850メートルの間を歩くコースで、沿道にはこの地方特有のアッサム茶畑の風景が続きます。茶葉改良場魚池分場の建物は日本統治時代に立てられたもので、博物館には台湾のアッサム茶の歴史について展示が行われています。
後半は茶葉改良場魚池分場から中央気象局日月潭観測所までの1.3キロ、海抜850メートルから1,005メートルの間を歩くコースで、沿道には台湾杉の林が続きます。中央気象局日月潭観測所は台湾に四つある気象観測所(ほかは陽明山竹子湖、阿里山、玉山)のひとつで、全台湾の気象に関する資料が収集されています。