1853年バンカの移民の間で大規模な争いがあり、中国大陸福建省同安県出身者の人達は敗れてしまい、炎の中から金塗りの霞海城隍爺の仏像を奪い、この廟を大稲の信仰の中心としました。霞海城隍廟は常に線香が盛んにたかれ、信者もとても多いのですが、規模はさほど大きくありません。建て増しされたこともなく、百年以上前の様子が保存されています。
廟の中に入ると、階段上に並べられたたくさんの仏像を目にすることができます。正面の壇にまつられているのが城隍爺です。古代「城」という字は都市のことを表わし、「隍」という字は都市を守る堀を表わしました。よって城隍爺とは都市の堀の中の地区の守護神という意味で、人間の善悪功罪、あの世の霊魂の行動を掌り、信者に善心を持たせ、悪いことができないようにさせるといわれます。旧暦の5月13日は城隍爺の誕生日で、当日は信者が神を迎える各種の行事を挙行し、城隍爺の庇護に感謝します。これは台北市で最も賑やかな縁日の活動です。
コース:「迪化街」は台北市に現存する最も完全でかつ歴史的意義の有る古い町並みで町の様子は、閩南、西洋建築、現代主義及びバロック式建築の特色があります。全台の織物、漢方薬、乾物の最大の卸、小売市場です。買い物には午後が適しているでしょう。