華西街観光夜市は龍山寺に近く、広州街、梧州街、西昌街などのナイトマーケットから成り立つ大きな夜市です。ピンからキリまで何でも揃っており、内外の観光客が一度は訪れてみたいと思う観光スポットの一つです。そもそも華西街は風俗産業が密集する場所として知られていました。しかし、台北市政府による風紀取締り後は観光地としてのスタンスが上がり、治安も以前に比べ大幅に改善されました。
華西街観光夜市の入り口には、「牌楼」と呼ばれる中国風のアーチ型の門が建っています。道沿いにずらりと掛けられた赤い宮灯は、華西街ならではの光景です。道の両側に並ぶ店はどれも老舗で、口コミ通りのクオリティを保っています。高級レストランも店を構えており、日本人観光客に大変な人気を呼んでいる台南担仔麺もここが発祥の地です。そのほか、「大鼎肉羹」(豚肉のあんかけスープ)や「両喜号魷魚羹」(イカのあんかけスープ)などの「小吃」も強い人気があり、店内は席を確保するのに必死なほどの盛況ぶりましです。夏の暑い盛りには、かき氷やフレッシュフルーツジュースなどが飛ぶように売れ、冬の寒い時期には、その時期折々の健康増進食品が発売されるたびに買い物客でごった返します。